2012年5月11日金曜日

気ままな放浪旅から帰ってきました〜

5月4日、4週間弱の気ままな放浪旅から、東京に帰ってきました。

行き先は、岐阜の大垣→多治見→愛知の実家→金沢→飛騨→長野の小諸→奈良→高野山→京都。

だいたい各地2〜4泊ずつだったので、とてもとても慌ただしい旅ではありましたが、
とてもとても楽しく素晴らしい時間でした。
食べものをつくってくれるひとへの感謝と尊敬が、
ふつふつと自然と湧き出てくることを感じることができたし、
暮らし方や働き方への、これまでの自分の価値観を揺さぶられるとてもよい旅でした。
こんなに簡単に人の考え方は変わってしまうんだな、と自分の脳の働きに驚いたくらいですw
でも、周りの人からしたら「そうなるだろうなと思ってた」くらいの展開かも。
自然な流れに見えるのかもしれません。

どんなふうに価値観が変わったか、うまく言葉にできるかわかりませんが
今夜のパーティーでゆるーくお話する予定です。

http://www.facebook.com/events/355189837863149/

もしご都合が合えば、ふらりと来てくださいね〜
17〜23時くらいでいつでも参加、退出自由です。

ちなみに今後の予定としては
明後日、フィリピン・セブ島に旅立ち、缶詰でスパルタ英会話勉強の3週間です。
英語は旅行程度しか話せず、国際政治学科でしたがずっと英語苦手なので。。。
その後アメリカにWWOOFしに1か月行くつもりです。
(WWOOF…オーガニックファームで畑仕事をお手伝いして、労働力を提供する代わりに
寝床と食事をいただける、お金を介在しない滞在の仕組みのことです。)

また、詳しい畑の様子やそのとき考えていたことは改めて書きまーす。


いやあ、畑仕事またしたいなあ〜〜〜。


写真は大垣のカミツレ畑。

2012年4月12日木曜日

店長、辞めました。

お久しぶりすぎる更新です!

どうも怠惰な私はブログなるものが苦手で、すぐさぼっちゃうんだけど、
ちゃんと残しておくべき心の動きがあったときは、記しておかないと!と思って書きます。


さてさて、早速ですが、もう知っている人も多いと思いますが、

ワタクシ山岡玲子、イデアインターナショナルを3月末で退社しました。
(厳密には、有休があるのでまだ在籍していますが)

というわけでここに退社にあたってのご挨拶をば。


2009年4月に新卒の新入社員として入社してから、
早いもので丸3年が経ちました。
3年間で、新宿の雑貨のお店と、オーガニックコスメのお店は新宿、二子玉川、博多の計4店舗を経験し、
2011年2月の博多店立ち上げ以降は、社会人2年目にして店長を任せていただくという
ありがたい機会にも恵まれました。

特に博多店においては、新任店長に新店を任せていただくという
あまり前例のないチャレンジをさせていただき、
全く知らない土地で1からお店づくり・チームづくりをするというのは大変貴重な体験でした。
また、その後は古巣である新宿・二子玉川に店長として再度赴任。
かつての同僚スタッフと一緒に(大いに助けてもらいながら)、
販促企画や店舗内イベントなど様々な施策に取り組みました。
社内外の本当に多くの方々に支えられながら店舗運営に奔走させてもらった、大切な1年間でした。
いろいろと不手際ばかりで多くの方にご迷惑をおかけしましたが、
周囲の方々の温かいご指導のもと、とても楽しく充実した3年間を過ごすことができました。


次の仕事や生き方はまだ決めてませんが、
オーガニックからは離れず、もっと深めてゆくつもり。
ひとまず数ヶ月は日本や海外のオーガニック畑を訪ね、放浪している予定です。

オーガニックという素晴らしい価値観に出会わせてくれて、
大好きにさせてくれて、
さらに社会人2年目にして店長という大役を任せてくれたイデアには、
本当に感謝しています。
会社のことや人間関係とかが嫌になってやめるのでは全くありません。
(相対的に見れば、こんなにも人間関係に苦労しないでやってこれる職場はなかなかないんだろうなと思います。)
テラクオーレも、イデアも、出会った職場の方々も、
これまでもこれからも大好きです。
それは断言します。

ただ、ずっと、アグロナチュラやテラクオーレを販売していて抱いてた違和感。

「この化粧品は、どうやってできてるんだろう。
原料の植物は、どんな畑でどうやって育って、
生産者がどんな気持ちでどんな手つきで摘み取って、
どんな苦労をしながら育てていて、
どんなところに誇りをもって、どんな愛情を込めて、
どんな手間をかけてエキスを抽出し、精油をとり、化粧品に加工してるんだろう。」

もちろんほとんどのことは知識としては知っています。
でも自分の目で見たり聴いたりして得た生の情報ではない。
それをしないまま、植物のエネルギーがたっぷり詰まってるんですよ、とお客様に堂々と販売し続けることへの違和感。

無視しようと思えば無視できるような違和感でした。
テラクオーレは、オーガニックコスメとしては本当に成分に拘っているし、
よい香りだし、効果もしっかりあります。
このまま販売を続けることは難しくはありませんでした。

でも、自分の根底に常に存在しているこの違和感に、ちゃんと向き合ってあげないと。
そのために動き出さないと、という衝動がありました。
そのためには、自分の足で畑に行き、
自分の目で植物を見て、
生産者の話に耳を傾けて、土に実際に触れてみること。
それをしないといけないなと。

今このタイミングで動き出さないと、
また先送りにしてしまう。
そうしたらもう、自分の人生はダメになってしまう。
そんな恐怖がありました。


だから、旅立ちます。


お世話になったみなさま、これまで本当にありがとうございました。
そしてこれからも宜しくお願いします。

そういうわけで、現在は岐阜県に来ています。
旅の記録はまた記しますね!




2011年9月8日木曜日

化粧品販売の価値

ひっさしぶりに書いています。

とっくに博多からは帰ってきていて、新宿のお店に移ったのですが、
そしてまた次の異動が決まっている状況。
ここ半年くらい社内ジプシーです。正直異動は楽しみではあるんだけど

今日は自分にとっての販売という仕事の価値について考えたので
整理するために書いておこうと思う。


私は現在、オーガニックコスメを実店舗にて販売するということを
生業にしているわけですが。

正直なところ、
「リアルのハコを持って人件費かけてじっくり接客してモノを売る」という仕事は、
めちゃくちゃアナログだし効率悪いし前時代的!って思っちゃっているのです。
それがいい悪いとかの問題じゃなしに、自分の仕事を卑下しているとかでもなく、
客観的事実としてそうだと思ってる。

だいたい、世の女性たちは何をみて化粧品を買うのか?て考えると
マスな売上を作るためには結局マスな広告や広報が必要なわけで。
よく言われることだけど、「本当に良い商品」が売れるんじゃなくて
「名が知れててみんなが使ってて良さそうなこと謳ってる」商品が売れるのです。
毎日お店に立ってお客様とお話していれば、肌感覚でわかること。
結局商品が売れるかどうかはマーケティングとプロモーション次第ってのは
今の経済システムを採用している以上真理なのだと思う。

だから、今オーガニックコスメがどんどん勢力を伸ばしていて
(言うてもまだマーケットの0.1%くらいだけどね)
いろーんなブランドが出てきていろーんなオーガニックコスメやらナチュラルコスメやらがありますけど
どれだけいい商品であっても、そう簡単には売れない。これはもう本当に。
消費者としても細かい成分にまで厳しい目を持ってるつもりの私からしたら
本当に良い(主観だけど)商品が売れていかない現状は、本当に残念。
それが現実だし、売れないのにはそれ相応の理由があるのだけれど。
(広告、広報的な意味で)

そんな状況を考えると、私たち販売員の仕事の価値って。。。?

もちろん私たちの仕事にだって意味や価値がしっかりある。
「唯一エンドユーザーに実際に接触できる」
「最も貴重な消費者の生の声を引き出せる」
「何よりも、売上を自分の手で作り出せる」
というのが我々販売員のおおよそ持ちうる仕事に対する誇りだと思うけど、
でもそれって本当にそうなの?って話にもなってくる。
特に3番目。
売上を作ってるのは販売員なんだろうか。

もちろん個々の事例で見たら、
「お姉さんが勧めてくれたから買いました!ありがとう」と言って
嬉々として買い込んでくれるお客様もいらっしゃるけど
そんなの本当に一握り。

結局みんな、「知ってる」から買うんだよ。
そのブランドやその商品を全く知らない人は買わない。
私たちみたいに、成分を見てだいたい良さそうかどうかとか判断できる人は少ないんだから
(成分表で判断してよいのかどうかという問題はさておき)
雑誌やネットや芸能人が使ってるとかアットコスメとか
様々なところで情報を既に持った状態で来るのがお客様。


だから私たちのできることは、
そのなんとなくの情報をもったお客様にその良さを伝えて、背中を押すこと。
それも、背中押されたいと思ってもらうところから始めるのです。
だから、売上を作ってるとも言えるし、作ってるとは言い切れないところもある。
パーセンテージで言えば、売上を劇的に伸ばすための要素としては
圧倒的に広告・広報が大きいと思います。
(そうね、だから広告代理店は偉いんですよね)


それでも私は、広告をどーんと打ったり、記事にしてもらってPRしたり、
っていうところではなくて、
目の前のお客様の背中を押せるかどうか、押させてくれるように信頼してもらえるかどうか、
そっちのほうが面白いと思える。
(見せ方ひとつで大きい売上が左右されるのだから広告・広報もやってみたらとても面白いと思うけど )
だから販売の仕事は、人の心に心で触れさせていただく、貴重なお仕事だと思っています。






でも、広報も大事!というわけで
今日は広報したい人が集まってるギフトショーに行ってきます!笑

2011年4月9日土曜日

OPEN1か月経ってしまった。

気づいたらお店がOPENして、気づいたら1か月経っていた。
気づいてたけど。

3月にOPENして、毎日夢中で、振り返る暇もなく、
未来の展望を掲げる余裕もなく走ってきた。
今日という日、今という時間だけを
必死に、必死に。何かを追いかけるように、何かに追いかけられるように。


やっぱブログは苦手だ。
続かないなあ笑
だって私にはみんなに見せびらかしたい言葉なんてない。
誰かにひけらかしたい知識も技術も思想も思考もない。
ないというか、見せたくないもの!見せられるようなシロモノじゃないもの!
(あと、一応サラリーマンだからね、書きたくても書けないこともいっぱいある。)

…と思っているうちは見せられないし、私も見られないんだろう。


でも、なんとなく早起きしたから書いてみてる。


ひとまず、現状としては、そう遠く無い未来に東京に戻らないといけなくなった。
それまでの短い時間をつかって、自分のいなくても大丈夫な状況を作るのが
私の最優先で最大のmission.
早過ぎる博多へのお別れを言う準備に、勤しむ毎日です。

OPENしてからの1か月、
とにかく一緒に働くみんなと仲良くなりたくて、
みんなに楽しくいきいき働いてもらいたくて。
たくさんのお客様に会いたくて、話したくて。
でもそんなこととは関係なく売上がとれたり、とれなかったりして。
思うように売上がとれなくても、その原因もわからず、
でもとにかく手探りで原因を予想して、
次の打ち手を考えて、実践して、の繰り返し。
自分より経験豊富な、部下というよりも大先輩、な人たちと一緒に奮闘する日々。

目の前の苦しい現実に囚われてしまって
うまくいかないことは全部が自分の責任に思えて(いや実際そうなんだけど)
欝になりそうな夜もあった。
(おかげで、こんなに人って簡単に狂えるし壊れるんだとわかった。)
全部自分がどうにかしないといけないと思い込んでいたし、
誰も助けてはくれない気がして、
周りに責めたてられているように勘違いして(いや勘違いでもない)。
泣きそうになりながら歩いてたら、謎のナンパに遭って、
拒否る元気もなく、一緒にラーメン食べに行ったこともあった笑


まだ1か月。
そしてあと1か月。
もう時間がない。

自分でやるのではなく、教えて、やってもらう。
その人ができないのではなく、自分が教えてないだけだ。
どう説明したら飲み込みやすい?どのタイミングでどの仕事を教える?
どうしたらやらされてる感ではなく、自発的に取り組んでもらえる?


闘いはまだ始まったばかりですが、
始まったときから、刻一刻と終わりに向かっているのです。

2011年2月18日金曜日

モノへの執着。
人への執着。

これを失ったら、そのもの以上の何かを失うんじゃないかという恐怖。
このなんともいえない、もの悲しさはなんなんだろう。
別に、モノとしてのこれがなくなったって、何も変わりゃしない。
それはわかってる。
この悲しさが、愚かしい執着からくることもわかってる。

でも、この執着を捨てたい、捨てなければならないとも思わない。
なくなったらなくなったでそれもいいかもしれないけど、
今の私はどうしたって、執着してしまうもの。
人にもモノにもコトにも。

私だけじゃない。
私執着してないです的な人を見るにつけても、
やっぱりどこかしら執着してるところがあるしさ。笑

それを執着しないようにと自分を無理やり「律する」みたいなのには違和感がある。
それこそ「執着しないこと」に執着している行為じゃないか。

執着を感じている自分を受け容れて、観察して、面白がりたいな。
今はそれができている。気はする。

これは言い換えれば、自分を俯瞰するっていうことだろうし、
ひとことで言えばメタ認知ってことなんだろう。
これらのことが語られるときは
「優れた人、レベルの高い人ができること」
「だから俺はできてます!キリッ」的な雰囲気を感じることが多いのだけど、
そんなけったいなもんじゃないよ。かっこつけて言うもんでもない。
ただ単に、苦しく悲しい現実から逃れるための、処世術にすぎないんじゃんと思う。


だからこそ、人間はこんなにも愚かしくて、此の上無く愛おしいんだけれども。

2011年2月15日火曜日

明日の戦略

まあ、戦略というほどでもないんだけど。

明日、自分がどう動くか、ではなくて、
明日、みんなにどう動いてもらうか。
気持ちよく働いてもらうには、明日をどう組み立てたらいいか。
それを立ててから寝るのが、毎日の日課になっている。
気が引き締まる。

それを考えるようになったから、
前よりもずっと仕事に対する真摯さが変わった気がする。
裏切れない。
自分のことも、みんなのことも。

これまで1年半くらい、店長の「つもりで」働いていたけど、
いくらそんなことをしても、私みたいな奴は、実際になってみないとわからないんだ。
甘えがあったことを思い知る。

さあ、明日の戦略の話をしよう。

2011年2月12日土曜日

博多に来て1週間。

1週間たってしまいました。

早い。早すぎてこわいよ。

この1週間、部屋を綺麗に保てていることとか、

お店のみんなと仲良くなれた(もちろんまだこれからだけど)こととか、

学生時代のソウルメイトに再会できたりとか。

とにかくごはんがおいしいこととか。

嬉しいことはいっぱいありました。

順風満帆だと思います。



でも、やっぱり東京が恋しいなあ。

東京、というか、まれびとか笑

私にとってあの場所は、本当に本当に大切な場所になってしまっていたよ。

住んでいたのはたった4か月だったけど。

住人も、お客さんも、あそこに流れる時間や空間が大好き。

大切なものが増えていく生き方は、失う切なさはあるけど、とても心地がよいね。



そんなことを感じつつも、やることはいっぱいで。

何をやるにもお店のことは私次第だ。

店長として感じる孤独やプレッシャーに、

今すでに若干参ってるけど、こんなに自分ちっちゃかったけと思うけど、

それは今聴いているピアノ曲がとっても切ないからだろう。



こんな稚拙な文章しか、今は書けない。

これからも、かもしれないけど。




感じていることを文字にしようとしても、出てこない。

出てこないときほど、多くを感じているんじゃないかと思うほど。



reco